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Zoom連携会、YouTube健康大学…コロナ下の病院PR術

今回は、最近流行りのZoomなどのウェブ会議システムを利用したマーケティング、広報の施策を考えてみたいと思います。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行し始めてから、小倉記念病院でも市民公開講座2本、出張出前講座15本を中止しました。約1500人の生活者とのコミュニケーションの機会を失ったわけです。患者さんの受け入れ態勢などを勘案して、積極的広報活動も自粛しており、何となく手詰まり感があるような日々を過ごしていました。

ただ、ピンチはチャンスですね。新型コロナの影響でZoomをはじめとしたオンラインサービスが市民権を得て、新しい広報活動の手段として活用した方がいいという雰囲気が出てきました。この雰囲気がなぜ大切か? Zoomの有料サービスである「Pro」を契約し、講演会やセミナーのためのウェビナー機能(500人)を追加すると年間20万円程度かかるんです。この20万円を院内で予算として獲得するのは、簡単ではないんですよね。だから、導入を後押ししてくれるような世の中の空気が大切になるわけです。

これを読まれている院長の中には、「20万円くらいでモタつくな! さっさと準備して開始しろ」と思われた方もいるかもしれません。でも、病院事務員がそこまでたどり着くには多少時間がかかったり、いろんな部署に手回ししてコンセンサスを得て、やっと提案できるというような状況が、ざらにあるんです。この記事を読んでいる事務員の読者は「うんうん」とうなずいている方が多いと思います(笑)。

当院では既にZoom「Pro」の契約を済ませ、様々な形で使っていくことにしています。まだ私が個人的に構想している段階のものもあるので、実現できるか不透明な部分もありますが、参考になれば幸いです…

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